ヘナ染めはとても時間がかかると聞きました。時間はどれくらいですか。
アピエでは30分から1時間です。これはお客様ごとに変えています。
「ヘナ染めは時間がかかるらしい」「半日かかるんですか?」
「子供の迎えの時間までに終わらせたい。午前中で終わりますか?」
「休日がヘナ染めだけで潰れるのは嫌だ」
初めてヘナをされるお客様からそんな声をよく聞きます。
この記事を読むと「ヘナ染めはどれくらい時間がかかるのか?」「短時間でしっかり染める工夫」「熟成ヘナについて」、最後に「インディゴ染めの時間について」を説明します。
ヘナ染めをしたことがない方にも分かりやすくお伝えしています。ヘナ染めの予定を組む参考にしてください。
アピエオーナー 藤川
大阪府豊中の大人女性の為の美容室、「アピエ」オーナー
- 美容師歴20年
- 年間1000人ほどのお客様にヘナ染めをしています。
当店のヘナ染めの時間は30分から1時間
当店のヘナ染め時間は30分から1時間です。
お客様の髪質・白髪の量・希望の染まり具合をカウンセリングで確認します。
そして髪質・白髪の量から最適な時間を判断します。
なぜならヘナ染めは酸化染料を使わない天然の染料ですので、髪質や状態によって染まりやすさが大きく変わるからです。
例えばですが…【ハリ・コシがなく軟毛のAさん】【ハリが強く太い髪のBさん】
この2人の髪質の違いで、ヘナ染めの染まりも全く異なります。
髪質 | 染まり |
---|---|
軟毛(給水毛) | 〇 |
硬毛(撥水毛) | △ |
髪質だけでなく、カラーやパーマの履歴なども染まりや質感に影響するため、初めてのヘナ染めでは入念にカウンセリングをさせていただきます。
熟成させたヘナを使うことで短時間で綺麗に染める。
通常ご家庭などでヘナ染めをされる方などは、最低でも3時間以上放置時間をとられる方が多いです。
なぜならヘナは染まるまでに時間がかかるためです。
ではどうしてアピエでは、30分~1時間程度の放置時間で染めることが出来るのですか?
それは熟成ヘナを使用するからです。
ヘナナチュラルの特性として、お湯で溶いてペースト状にしてから、しばらく時間が経ったものの方がよく染まります(濃いオレンジ)
溶いてすぐのヘナは染まるまで時間がかかります(浅いオレンジ)
最も深く発色する時間は、溶いてから24時間ほど経過したものが最適です。
これを熟成ヘナと呼んでいます。
ナチュラルは混ぜたばかりの状態はモスグリーンぽい色をしています。
そこから熟成させるとオレンジ掛かった茶色に変わります。
これはヘナの持つ色素と脂質がしっかりとしみ出た状態だと言えます。
- 短時間で深くしっかりと染める事が出来る
- 脂質の効果で染めあがりの質感・手触りがしっとりする
この様に熟成ヘナを使用することで、染色時間の短縮と質感向上という大きなメリットが生まれるんですね!
アピエではお客様のご来店時間に合わせて、前日から熟成ヘナをご用意してお待ちしています。
ですので、ヘナ染めのご予約は出来る限る前日までに頂けると助かります。
贅沢にたっぷり量を使用する
ヘナ染めは、通常のヘアカラーの様に塗ると言うよりは、【漬ける】をイメージしてたっぷりな量を使うと染まりが良くなります。
贅沢にたっぷり使うことで染まり・手触りに違いが出ます。
たっぷりと余裕のある量をご用意してお待ちしています。
施術中は適切な温度管理を!
ヘナ染め放置中の温度管理も非常に重要です。
夏場の冷房や冬は冷えた室温などで染まりに影響が出ます。
ですので影響がないように温度管理を徹底します。
加温する器機を使用して一定の温度より低くならないように注意します。
【事前準備】・【量】・【温度】、これらを徹底することで短時間でよく染まるように工夫しています。
インディゴ染めの染め時間は30分
ヘナ染めで茶色に染めたい時にインディゴを使用して2度染めをします。
インディゴは性質上、30分を超えて放置してもそれ以上の染まりは期待できません。
逆に長時間の放置は頭皮にたいして刺激がありますので注意が必要です。
ヘナ染め時間のまとめ
ヘナ染めにかかる時間をまとめます。
ヘナナチュラル(オレンジ) | 30分~1時間 |
---|---|
インディゴ(藍色) | 30分 |
※このほかに塗布・シャンプー・ブローなどの時間がかかります。
当店アピエの場合、平均のトータル時間の目安はこちらです。
1度染め | 1時間半~2時間 |
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2度染め | 3時間 |
当店は午前9時オープンですので、午前中には終わりますね!
これなら午後もゆっくり過ごせますし、お出かけも出来ちゃいますね。
迷っておられる方はカウンセリングのみでも無料で承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。